かぶしきがいしゃ けいおうぷらざほてる
(施設整備)
所在地 新宿区西新宿2-2-1
京王プラザホテルは、1988年に開催されたアジア地域初のリハビリテーション世界会議のメインホテルになった時に、主に車いす使用者に対応できる「バリアフリールーム」15室を設置しました。
その後、利用した方や客室担当係などの意見や希望を取り入れながら改善を重ね、2002年には「ユニバーサルルーム」10室を完成させました。現在は、25室が高齢者や障害者等に対応できる客室となっています。
客室だけでなく、施設内には誘導案内装置や情報伝達機器、ユニバーサルデザインの補助器具などを積極的に導入し、ホテルのバリアフリー化のモデルといえます。
また、1995年からは、社員が自発的に「手話教室」を始め、1997年からは、高齢者や障害者等への接遇についての社員教育を開始するなど、ソフト面におけるバリアフリー化にも全社を挙げて取組んでいます。
出入口は東西南北に設置されており、4つの出入口すべてに勾配の緩やかなスロープがついています。
「手話の技術を身につけて、お客様へのサービスに活かしたい」との思いから、社員が自発的に手話教室を始めました。
客室内は細やかな配慮が随所に見られます。左は、ルームサービスのメニューを読み上げる機器。右は、聴覚障害者がフロント等と連絡をとるための情報伝達機器。
客室内のイスは、座面が電動で動き、高齢者等の「立ち上がり」の動作などの負担を軽減します。
推薦者 社団法人日本ホテル協会 事務局長
(東京都福祉のまちづくり事業団体等連絡協議会委員)