かわむら いわお
宮園自動車株式会社社長・財団法人全国福祉輸送サービス協会会長
(普及・推進)
川村巖氏は、昭和50年代初頭より、障害者・高齢者等の社会活動の支援に個別輸送機関であるタクシーが必要不可欠だと考え、同業他社に先駆けてリフトやスロープ付のバスやタクシーなど福祉車両を導入するとともに、乗務員に応急処置・介護知識を習得させて障害者・高齢者等の社会活動の支援に尽力してきました。
現在では福祉車両は300両を超え、福祉専門ドライバーが340名、福祉専門添乗員約110名など、宮園自動車を全国屈指の事業規模に育成してきました。
また、平成10年には、これまでの多くの経験を生かし、東京及び全国の多くの事業者を組織化して財団法人全国福祉輸送サービス協会を設立し、会長としてバリアフリーの推進、高齢社会に対応する福祉車両の導入活動、乗務員教育に取り組んでいます。
高齢者等が安心して移動できるための福祉輸送の先駆けとして果たしてきた功績は、大きいと言えます。
宮園自動車(株)では、リフト付の観光バスやタクシーを用意して、車いすでも寝台(ストレッチャー)でも利用できるように配慮しています。
福祉輸送部門は、21の自治体と連携し、福祉施設の送迎バスを300両運行しています。
利用者のニーズに合わせて、介護員が同乗しますので、どなたでも安心して利用できるようにしています。
推薦者 社団法人東京乗用旅客自動車協会専務理事
(東京都福祉のまちづくり事業団体等連絡協議会委員)