さとう かずい
(普及・推進)
佐藤一意氏は、障害者や高齢者等の円滑な移動を保障するためにはタクシーの果たす役割が重要であるとの考えから、平成2年に、社内に福祉部を発足させ、同業他社に先行してリフトやスロープを備えたタクシーやバスなど福祉車両の運行を開始しました。
現在では100両を超える福祉車両を所有し、乗務員に応急処置・介護知識の習得をさせるなど、ハード・ソフト両面から障害者や高齢者等の社会活動の支援に尽力してきました。
また、平成10年には、これまでの豊富な経験を生かし、東京をはじめ全国の福祉・介護輸送サービスに携わる事業者からなる財団法人全国福祉輸送サービス協会の設立に関わり、東京都支部長として福祉車両の普及活動、乗務員の介護教育研修制度の拡充に取り組んでいます。
障害者や高齢者等が安心して移動できるための福祉輸送の先駆けとして果たしてきた功績は、大きいと言えます。
介護教育を受けた職員が、利用者の自立した移動をサポートしています。
車いすでも寝台(ストレッチャー)でも、だれでも安心して利用できるように配慮しています。
推薦者 社団法人東京乗用旅客自動車協会