けいおうでんてつかぶしきがいしゃ
(施設整備)
所在地 多摩市関戸1丁目9番地1
京王電鉄株式会社は、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター内にユニバーサルデザインを追及したトイレを設置しました。
障害者や高齢者等にとって、外出先で安心して快適に利用できるトイレがあることは非常に重要なことであり、こうした整備が障害者等の行動範囲を広げ、外出のきっかけづくりにもなるとの考えから、取り組んだものです。
利用者アンケートの実施、車いす利用者、視覚障害者やオストメイト、建築や理学療法等の専門家、民間事業者など様々な立場の人を集めた市民参加型会議を開催し、設計に反映した取組は、使う側の視点に立って施設の整備を図るモデルと言えます。また、「お気に入りのトイレ」を選んでもらうという発想を提案し、おもちゃ・ベビー用品売場では「夢・遊び心のある空間」というテーマに沿って、子どもを中心に家族が集う楽しい空間を演出するなど、フロアごとに様々なテーマを設定して整備している点も特徴的です。
これを契機として、ユニバーサルデザインの考え方による施設整備の取組が、より一層促進されていくことを期待します。
市民参加型会議の様子
使う側から提案された意見が、トイレ設計に反映されています。
サイン表示にもきめ細かな工夫が図られています。感触によるトイレ種別の判断を可能にした立体的なサイン。色使いにも配慮が見られます。
利用者にお気に入りのトイレを選んでもらうため、フロアごとに様々なテーマを設けています。(左は、和をイメージしたトイレの出入口。右は、おもちゃ・ベビー用品売場にあるトイレ。)
推薦者 多摩市