とうきょうこくさいくうこうたーみなるかぶしきがいしゃ
(施設整備)
所在地 大田区羽田空港二丁目6番5号
東京国際空港ターミナル株式会社は、「どこでも、誰でも、自由に、使いやすい」施設を目指して、「ユニバーサルデザイン検討委員会」を設置し、幅広い方々からの意見を設計段階から反映させてきました。
利用者の実態に合った有効な施設とするため、実地確認、サンプルや実物大模型(モックアップ)による検証・分析を行い、様々な障害者を中心としたメンバーからの意見を基に整備を図りました。例えば、玄関触知図の代わりに採用した触知パンフレット「手で見るフロアマップ」は、視覚障害者が空間を理解する上で大きな助けとなっています。
さらに、ユニバーサルデザインの継続的な改善を進めるため、利用開始から1年後の本年10月に事後検証を行う組織を立ち上げました。
だれもが使いやすい施設を追求するこれらの取組は、ユニバーサルデザインによる施設整備の模範となるものです。
エスカレーター音声案内の検証の様子です。ユニバーサルデザイン・ワークショップを計38回開催しました。
(左)コンシェルジュによる人的対応にも力を入れています。
(右)人的対応を補完する目的で作成された「手で見るフロアマップ」。使いやすく持ち運び可能な触知パンフレットです。
日本の空港で初めて、屋内に補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)専用のトイレを設置しました。
エレベーターには「聴覚ボタン」(写真左側)を設置しており、非常時に聴覚障害者の存在を外部に知らせることができるよう配慮しています。
推薦者 大田区