ゆうげんがいしゃやすひさこうき だいひょうとりしまりやくしゃちょう たなかたかし
(製品の開発等)
所在地 大田区
田中隆氏は、視覚障害者のための触図作成用筆記具「触図筆ペン」を開発しました。「触図筆ペン」は、蜜ろうをペン先からにじみ出させて線を盛り上がらせることで、触れて確認できる立体的な線が描ける仕組みになっています。
これまでにあった類似の器具とは異なり、線の太さの調整が可能で、絵筆のような感覚で描くことができます。また、蜜ろうは短時間で固まるため、触れて確認しながら描くことができます。専用の紙も必要なく、固まった蜜ろうは削り取って消すことができます。
平成16年から開発を始め、試行錯誤を経て、今年の10月に製品化されました。視覚障害者が自ら絵や文字を描くことの楽しみを感じることに役立っています。
今後も、更なる開発を続け、障害者の生活を豊かにする製品を開発されることが期待されます。
今年10月に有線式小型触図筆ペンpico(ピコ)の販売を始めました。
小学6年生の弱視の児童が、楽しそうに好きな花の絵を描いている様子です。
町工場の仕事仲間の協力も得て、技術力を活かし、開発しました。
触図筆ペンを知ってもらうために、様々なイベントでデモンストレーションを行っています。
推薦者 大田区