おおたくりつかまたちゅうがっこう
(小・中・高校生等による取組)
所在地 大田区
大田区立蒲田中学校は、平成14年より総合的な学習の時間を活用し、障害に対する生徒の理解促進を目指した取組を実施しています。
毎年、第3学年の生徒を対象に、様々な障害を持つ方々のお話を伺う「福祉講演会」、手話、白杖、車椅子等を体験する「福祉体験学習」、障害者と共に蒲田のまちを歩き、生活上のバリアを理解する「蒲田のまち点検」の3つの活動を実施しています。また、生徒は1年間の体験を全校生徒、保護者、地域の方々に発表し、自らの体験を振り返ることでさらに障害に対する理解を深めています。
この福祉体験学習の結果、生徒はまちなかの見ず知らずの障害者に対して行動で思いやりの心を表すことができるようになり、障害者や見ていた地域の方々から感謝の声をいただいています。
今後も、より多くの生徒たちが障害者や高齢者と価値観や経験を共有することを通じて思いやりの心が育っていくことが期待されます。
福祉体験学習では、手話による自己紹介や簡単な挨拶を学びます。
白杖を使いながら、視覚障害者の方と一緒に蒲田のまち歩きを行います。
車椅子でのまち歩きを通じて、蒲田のまちにどのようなバリアが存在するか気づくことができます。
学年代表者が1年間の体験について、スライドを使って発表しています。
推薦者 大田区