おおもりがくえんこうとうがっこう くるまいすめんてなんすぐるーぷ

大森学園高等学校 車いすメンテナンスグループ

(小・中・高校生等による取組)

所在地 大田区

功績のポイント

大森学園高等学校車いすメンテナンスグループは、平成9年から継続している特別養護老人ホームの車いすのメンテナンスに加えて、平成12年からは再生した中古の車いすを海外に寄贈する「空飛ぶ車いす」活動を開始し、平成26年度までに685台の車いすをアジアをはじめとした、計17か国の施設や子供たちに寄贈しています。これとは別に、平成23年の東日本大震災における被災地にも102台の車いすを寄贈しています。

また、多くの方にこの活動を体験してもらうため、「合同修理会」を年1回学校で開催し、保護者、同窓会、近隣住民の約200名が参加しています。参加者からは「ぞうきん1枚でできる身近な国際貢献活動であり、充実した時間を過ごせた」との評価を得ています。

両活動は工業科で学んでいる技術で社会に貢献することを目的に開始され、上級生から下級生へと受け継がれており、卒業後もOB会として新たな施設を開拓しながら活動を続けています。

今後も、将来の地域社会における福祉のまちづくりの担い手である生徒たちが思いやりの心を育むとともに、地域の大人を巻き込んだ大規模な活動となっていくことが期待されます。

車いすのメンテナンスの様子

特別養護老人ホームに出向き、車いすの清掃、空気圧の点検、ブレーキの調整を行っています。

車いす合同修理会の様子

車いす合同修理会には毎年多くの方が参加し、活動についての理解を深めています。

 

推薦者 一般財団法人東京私立中学高等学校協会

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