ゆうげんがいしゃさいとうこうぼう だいひょうとりしまりやく さいとうしょう
(普及・推進のための活動等、製品の開発等)
所在地 墨田区
斎藤省氏は、平成6年に「さいとう工房」を立ち上げ、一人ひとりの障害の状態に応じたオーダーメイドの車いすづくりを始め、これまで約1,500台に及ぶ車いすを手掛けてきました。
その経験の中で、障害者が車いすに求める様々な要望を把握し、平成20年にそうした要望に応える多機能型電動車いす「レル・シリーズ」を開発しました。この製品は、日本の住環境や生活様式に適した様々な機能を備えており、従来の電動車いすの約半分のスペースで旋回できるほか、座面の奥行、幅、高さを4段階で変更でき、また、座角を調整できるようにすることで利用者の食事や洗面などを容易にしています。これまでに約50台を販売し、障害者、高齢者の社会参加又は就労支援に貢献しています。
平成27年3月からは墨田区の補助事業を活用した電動車いすの開発拠点「レル・community」を開設し、様々な専門家との協働で障害者の就労を支援する電動車いすの開発に努めています。
今後も、更なる開発を続け、障害者、高齢者の社会参加や生活を豊かにする製品を開発することが期待されます。
6輪型により従来の約半分のスペースで回れるため、駅の狭いエレベーター内でも安心です。
急坂も安心して下レル
テーブルの高さに合わせらレル
推薦者 墨田区