せたがやいずみこうとうがっこう
(小・中・高校生等による取組)
所在地 世田谷区
世田谷泉高等学校は、平成19年より、2年次必修科目の「奉仕」の授業において、再生した中古の車いすを海外に寄贈する「空飛ぶ車いす」活動を開始し、平成26年12月までで225台をスリランカ、韓国、サモア、イタリアなど計11か国に寄贈しています。
また、東日本大震災(2011年3月11日)によって被害を受けた宮城県女川町立病院の車いす修理活動にも参加し、その他、高齢者施設にも本校から車いすを寄贈することができました。
日本では1年間に約3万台以上の車いすが廃棄されていると言われている一方で、アジア諸国をはじめ海外では車いすを必要としている人がたくさんいます。そこで、世田谷泉高等学校では、生徒たちの得意な工業技術を駆使して、未舗装道路が多い国でも使いやすいパンクレスタイヤを装着して使用可能な状態に再生し、ボランティアの手を経てアジア諸国を中心に送り届けています。生徒たちは本活動を通して、社会に貢献する意識や思いやりの精神を育んでいます。
今後も、将来の地域社会における福祉のまちづくりの担い手である生徒たちが思いやりの心を育むとともに、活動を継続することで、このような取組が他校にも広がっていくことが期待されます。
車いす一台につき生徒は3〜4人で作業をします。
本校の車いすがインドネシアに届きました。
推薦者 教育庁