さとうこうきかぶしきがいしゃ
(製品の開発等)
所在地 八王子市
佐藤工機株式会社は、昭和45年に設立し、金型・治工具の製造からはじまり、各種産業分野用の精密部品加工等を主な事業内容とする企業です。
同社は、平成25年から、東京工科大学医療保健学部作業療法学科との共同研究開発に取り組み、上肢のリハビリテーション器具「楽楽リハちゃん」を開発、「上肢のリハビリテーション装置」の名称で特許登録し、様々な病院に好評を博しています。
高齢化が進む日本において、年間25万人ほどが脳卒中を発症し、急性期を脱した生存者の多くは、上下肢の麻痺など後遺症に苦しんでいます。しかし、脳卒中等により半身麻痺となった患者へのリハビリ治療は、下肢(歩行)及び口腔(言語の回復)に重点が置かれ、上肢のリハビリ器具といえるものは、国内には存在していない状況でした。
そのような状況において、開発された上肢のリハビリテーション器具「楽楽リハちゃん」は、脳卒中の後遺症である手・指の萎縮麻痺に対し、大型マウス形状の本体に取り付けられた5本の角で強制的に指を開き、パソコンゲームの他、絵や文字を書きながら楽しくリハビリができ、つらいリハビリが継続的に実施できるようにしています。
また、ゲーム感覚で楽しめるパソコンゲームのバリエーションを増やすほか、手の不自由な方でもパソコンが操作できるように超大型マウスの開発を産学連携で行うことを計画しており、今後も活躍が期待されます。
鉛筆やペンを取り付けることができ、握る動作が困難な方でも、迷路をなぞって遊びながらリハビリができます。
パソコンゲームがセットになったタイプです。モグラたたきやリーチゲームなど点数を競いながらリハビリできます。
推薦者 八王子市