とうきょうちかてつかぶしきがいしゃ
(施設の整備)
所在地 台東区
東京地下鉄株式会社は、視覚障害者の外出支援を行うシステムを整備しています。
視覚障害者ナビゲーションシステム「shikAI」は、駅構内の点字ブロックに設置されたQRコードをiPhoneのカメラで読み取ることにより、現在地から目的地までの駅構内の移動ルートを導き出し、音声で案内するサービスです。
同社が実施したオープンイノベーションプログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR 2016」において最終審査を通過したリンクス株式会社(当時プログレス・テクノロジーズ株式会社)が2017年に開発をスタートし、150名以上の視覚障害者の方々の協力により実用化に向けた検証を重ね、実際に想定される利用者の希望に沿った開発を行い、2021年1月に公開されました。現在、東京メトロの9駅で導入されています。
特に、東京メトロ有楽町線東池袋駅においては、全国で初めて、豊島区との連携により東池袋駅構内から東京メトロ敷地外である豊島区役所や豊島区立中央図書館まで、QRコードを敷設し、駅から公共施設への音声による道案内を可能にしました。
今後も、利用者の声を反映しながら、利便性の向上と事故防止の双方の観点から改善がさらに図られ、多くの駅での導入が進むことが期待されます。
「shikAI」を使用し駅構内を移動する様子
点字ブロックに敷設されたQRコード
推薦者 豊島区