とうきょうちかてつかぶしきがいしゃ

東京地下鉄株式会社

(施設の整備)

所在地 台東区

功績のポイント

東京地下鉄株式会社は、銀座線・丸ノ内線赤坂見附駅と有楽町線・半蔵門線・南北線永田町駅を結ぶ乗換通路において、斜行型エレベーター(11人乗り)を整備し、令和3年7月より供用を開始しました。この斜行型エレベーターは、首都圏の鉄道事業者では初めて採用されました。

斜行型エレベーターを整備した場所は、これまで駅係員に利用を申し出て操作を依頼するなど、時間や手間を要していた階段昇降機での移動が必要だった箇所でした。

そこに斜行型エレベーターを整備したことにより、車椅子を使用する方だけでなく、高齢の方やお身体が不自由な方、ベビーカーご利用の方等、階段での移動が負担となる全ての利用者が、より便利に快適に乗換の移動ができるようになりました。通常の上下に動くエレベーターとは異なり、傾斜面における整備が可能であり、既設構造物内の空間を活かし、掘削などの大掛かりな工事を伴うことなく整備を実現しています。

今後も、この技術の改良を重ね、多くの公共施設の階段幅の広い場所などで斜行型エレベーターの設置が促進され、バリアフリールートの充実につながることが期待されます。

斜行型エレベータ(イメージ)

整備後の斜行エレベーター

 

推薦者 一般社団法人日本民営鉄道協会

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