すみだくちょうかくしょうがいしゃきょうかい

墨田区聴覚障害者協会

(普及・推進のための活動等)

所在地 墨田区

功績のポイント

墨田区聴覚障害者協会は、小中学生を対象とした手話出前授業と災害時に役立つバンダナの作成及び普及活動を行っています。

手話出前授業は、昭和63年ごろ、難聴児童を指導する小学校教諭からの相談をきっかけとして開始し、近年では毎年3校程度からの依頼を受け実施しています。聴覚障害者が直接、小中学生に手話を教えることにより、手話言語の必要性はもとより、小中学生の障害や障害者に対する理解促進にもつながっています。

災害バンダナについては、阪神・淡路大震災の際、外見では耳が聞こえないことがわからない聴覚障害者の避難所体験談を見聞きしたことがきっかけとなり、聴覚障害があること、手話ができる人であることがわかる携帯品の必要性を感じました。手軽で持ち運びやすいものを作るため慎重な議論を重ねた結果、常に携帯でき、活用法も幅広いバンダナを作成することとしました。

色については、赤やオレンジを使うと、災害現場で活動する消防士等の救助関係者と同じ色となり目立たないため、ピンクと紫を使うという工夫を行っており、「耳が聞こえません」「手話ができます」と表記し、障害や支援内容が一目でわかるものとなっています。

今後も、手話出前授業や災害バンダナを通じて手話の普及啓発や手話のできる都民の育成など手話人口の裾野を広げるとともに、災害時の聴覚障害者への情報保障の充実に取り組んでいくことが期待されます。

聴覚障害があること、手話ができる人であることがわかる災害バンダナ。

聴覚障害者が直接、小中学生に手話を教えることにより、手話言語の必要性はもとより、小中学生の障害や障害者に対する理解促進にもつながっています。

 

推薦者 墨田区

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